札幌南区 石山「安全・安心」情報

伸さんの安全だより

石山インフォメーション





第五回

 『窃盗「忍び込み」事件について 「検挙事例を交えて」一言』
  今回は、窃盗事件の中でも悪質な手口とされています「忍び込み」について、注意すべき心構え、更に実際に私達が検挙した忍び込み事件のエピソードを交えてお話し致します。  
 忍び込みというのは、空き巣犯と違って居住者が寝静まっている夜中に、その家に侵入して金品を盗む窃盗犯人の事を指しますが、反面居住者に危害を及ぼし、重大事件に発展する恐れが強い悪質な犯罪なのです。  
 この種事件の犯人は、人が寝ている屋内で目的物を探す為に、居間、台所、各部屋、そして、何のちゅうちょをすることなく、子供や夫婦が就寝している寝室で、その枕元のタンス や机、掛けてある衣服のポケット、カバンやバック等を物色して金品を窃取するのです。  
 では、その予防策はあるのでしょうか。
空き巣事件の時にもお話しました様に完全な予防策はありませんが、
心構えとして
○ 夜寝る前に、出入り口、窓、トイレの窓、二階を含めた各部屋の窓等の戸締りをしっかりすることが大切です。
 犯人は、家人が就寝している家に入るの は、空き巣犯人と同じく今お話しました ベランダ等のクレセント錠付近ガラスをド ライバー様の工具で小さく割て進入します。
 また、二階だからという安心感の為か、二 階の窓、ベランダ等の施錠をしないまま就 寝する事にも注意が必要です。
犯人の中には、二階から進入する「伝い 登り」を得意とするのも居るからです。
○ 五階建て等のマンション居住者は、 まさかベランダから進入される事は無いだろうと考えがちですが、映画のスパイダーマンの様に 、一階ベランダから伝い登りをして五階、六階のベランダに至り居室内に進入して金品を盗む犯人がいるのです。
○ 一般的に屋内では、全てが無防備で、 居間のテーブルや机の上等に、多額の現金等が入った財布やバックを置いたまま、就寝する事が多いので注意が必要です。
 この種犯人の恐ろしいのは、家人に気付かれた時に、逃げる為に危害を加たり、又は居直って金品を強奪する強盗事件に発展する虞があるのです。
○ 更に、寝室で就寝しているのが、女性 一人の場合、隣室等に他の家族が就寝していても、犯人の中には、平気で婦女暴行にまで発展する等身体に危害が及ぶ可能性を含む犯罪なのです。
検挙事例
それでは、私がある警察署の刑事として勤務していた当時、同一犯人による連続発生の忍び込み事件を約三か月に及ぶ追跡捜査で犯人を逮捕した事例のエピソードを交えて可能な範囲で紹介したいと思います。
  初春の桜が咲く5月から、市内の一般住宅や五階建て等のマンションの一階居室に深夜の午前0時から午前四時頃までに発生した窃盗事件の被害届出を受ける様になりました。
  その後も一週間に一、二件の割合で市内各地に発生があり、今後も連続的に発生すると判断し、それぞれの捜査班が日常の事件捜査をしながら、重点的に捜査を開始しました。
 しかし的確な容疑者の浮上も無いまま二か月が過ぎ、その間にも市内各地で転々と発生し、中には婦女暴行被害の届出にも発展したのです。私は班員と新たな捜査方針として、深夜密行をすることを伝えて、その捜査に移行したのです。
深夜密行といいますのは、犯人を検挙するまで、日中は各種事件の届出と捜査を普通通りの勤務体制で仕事をしながら、これまで発生した時間帯、場所、建物等を分析して、犯人が目を付けて犯行予測が出来る建物を選定して一定期間、辛抱強く犯人が現れるのを待ち続ける捜査で、目に見えない犯人を朝方まで追い続けても補足出来る確証が無い為、肉体的にも精神的にも負担の大きい捜査なのです。
 私の班員は、若い刑事二人との三人で専用の捜査車両で捜査をしていました。密行の対象とした建物は、十日程前に街外れに五棟程のマンションのうち、道路側マンションで発生がありました。 その時の周辺捜査で、この発生場所の道路延長線約三百メートル付近にも似たようなマンションが三棟並んで建っているのを確認し、深夜時間帯このマンション群を調べたところ、道路側は街路灯で明るく、三棟が並んだマンション間には、明かりが無いため、各家庭で電気を消して就寝すると真っ暗になる事が判り、今後の被害対象に上げていましたので、このマンションを対象にして捜査に入ったのです。
 私たちは、殆ど毎日午前0時頃から午前三時過ぎまでの間、三棟のマンションの中間で全てが見通せるマンション駐車場に住民の車輛の間に入って駐車し、車両エンジンを切って車内密行を続けましたが、十日過ぎても犯人が現れる気配が無く、逆に三キロ程離れた一般住宅で発生があり、  若い刑事は、この場所に犯人が現れるのか疑問と不安が入り組んでいるらしく、   「本当にここに現れるでしょうか」  と呟きましたので、信念と忍耐しか無いことを話したのです。
 それから二日目の午前二時十分頃道路から一人の男がすばやい足取りでマンションの裏側に入って来たかと思うと、道路側マンションの一番奥の高さが百五十センチ程の一階ベランダ下まで行くと、何のためらいも無くベランダ内に飛びつくようにして入ったのを確認し、私は「こいつだ」といって、約五十メートル先まで行くのに何の遮蔽物も無く見通しが好いために、気付かれない様に、近くまで身を低くしたり、地面を腹ばいになって行ったりしてベランダ下まで来たのです。
  犯人は、ベランダガラスを何かで「パチン、パチン」と割る音を立てて室内に侵入しようとしていたのです。私は刑事二人に、両手でベランダの両サイドから上がる体制を取らせてから   「こら、警察だ、降りて来い」と怒鳴ったのです。  すると犯人は、相当驚いたのでしょう。 ベランダで飛び上がったりして、ベンダ内を走り回り、何かを私に投げてきたのです。  私の左足付近で、「ドスン」という鈍い音がしましたので、足で確認すると漬物石様のものと分かりましたので、刑事達に注意をして、三人の波状攻撃でベランダに上がることを犯人にも聞こえる様に大声で伝えて犯人に動揺を与えたのです。
 すると犯人はベランダ内にある植木鉢を数個、私達目掛けて投げてきました。 なんとかわしている内に今度はベランダ上に掛けてあった長い干し物竿を振り回しベランダに取り付こうとする私達の頭を「モグラ叩き」の様に殴って来るのです。これも何とかかわそうとしましたが、数回「ごつん、ごつん」と 私達の頭や肩に当ったり、ベランダの手すりに当たったりして曲がって殴り辛くなると、別の竿に取り替えながら振り回し、結局三本とも曲がって仕舞い疲れたのか、行き成りベランダから飛び降りて逃走しだしたのです。
 逃げた方向のベランダ下に居た刑事が追いかけ、更に私ともう一人の刑事が続き、一番近くから追った刑事が犯人の足を掴んだまま共に地面に転倒したのに続いて、私はその刑事の両足に抱きつき、後ろの刑事は私の両足に抱きついていました。  暗がりで夢中での事ですから仕方ありませんが、地面で縦一列になって格闘していました。
 犯人にはその場で、住居侵入と公務執行妨害のダブル現行犯人と告げて逮捕しました。
 被害者等数軒の住民も私達の捕り物騒ぎに目を覚まし警察に110番していたらしく、逮捕した直後にパトカー二台が到着し、犯人はパトカーで連行しました。
 私達三人とも、着衣は泥だらけで、頭には「こぶ」も作りましたが、大きな怪我は無いことを確認し合いました。
 追い続けた犯人逮捕で、一時ですが、平穏で静かな街を取り戻したのです。

 刑事達は、何時も見えない犯人と多発する犯罪と戦っていますが、苦しい捜査の中での犯人逮捕は、刑事としての充実した喜びであり、その後の仕事の励み成って頑張っているのです。

第四回

『窃盗事件(空き巣)について一言』
 今回は、窃盗事件の手口の中から「空き巣事件」について皆さんと考えてみたいと思います。
 私達の取り巻く地域社会が、いくら豊かになったとしても人間の金欲、物欲が無くならない限り、どんなに注意しても盗難被害を防止することは難しいのです。
 窃盗犯人達は、自分が盗み対象とする地域の住宅地図等を参考にしながら車輛や自転車、又は路線バスを利用して住宅街を回り、盗みの対象家屋を「下見」をするのが普通です。
 それでは、空き巣の対象にされ易い家とは、どんな家なのでしょうか。
少し例を挙げて見ますと

・道路から、また隣家から見づらい比較的高い塀と植え込みで囲まれている家
・玄関先や庭がガーデニングで花に囲まれて外部から見づらい家
・本来家の電気が付く宵の時間帯に暗くなっていて、一見して留守宅と判る家 等が一般的に盗みの対象として狙われ易いのです。

 また、東南アジア、特に中国系マフィア等の窃盗団が日本全国に跨って相当数入り込んでおり、日本人を含む数人の共犯者で犯行を繰り返しているのです。
 盗みの目的物には、 現金、貴金属、預金通帳、印鑑、銀行発行のキャッシュカード、各信販発行のクレジットカードに加え、カード名義人の生年月日等の個人情報が記載されている、保険証、免許証 等を対象にしています。

金品を探す場所は
・各部屋にあるボードや机の引き出し
・押入れ内の布団の間、衣類箱
・神棚、仏壇の引き出し
・台所の食器棚の引き出し
・ホーム金庫 等ですが、犯人が侵入して逃走するまでの時間は5分〜10分位と非常に早いのです。
 また、家内を物色して信販会社のクレジットカード等があった時等は、室内にある小額な現金や貴金属に手を付けず被害者に盗まれたものは無いと錯覚させて、クレジットカードのみを盗み、素早く店に行って換金の対象となる高価な電気製品等を何十万円も購入するのです。

 泥棒に入られたら、現金、貴重品、クレジットカード、キャッシュカードは必ず確認して、その有無の確認が出来なかった時は、カード会社や銀行に早急に盗難事故届出をすることで不正使用を防ぐ事ができ、更に犯人の検挙に結びつくことが多いのです。
 信販会社のクレジットカード等の管理注意については、次の機会にお話します。 では、泥棒被害を防ぐ対策はあるのでしょうか。 絶対的な防止策はありません。

泥棒が家に侵入する方法は
・玄関や裏口ドア錠をピッキングで開錠 ・一階和室、仏間のガラス窓のクレセント錠付近を破って開錠 ・窓のクレセント付近をガラス切りで穴を開けて開錠 等がありますが、ドライバーを使ってクレセント錠付近のガラスを割って進入するのが一番多いのです。

その予防方法については
・進入する場所や箇所に手間や時間が掛かる工夫が施されていること
・玄関や裏口ドア錠は二個以上つけること
・窓のクレセント錠付近のガラスの内側に防犯フイルムを張ること
・すでに設置されているクレセント錠の補助錠を完全にすること
・窓に警報機が作動する防犯装置の設置すること
・二階に伝い上り防止の為に、窓付近に梯子を置かない、樹木を植えないこと
・玄関先や敷地内に防犯カメラの設置すること
・午後帰りが遅くなる時は、部屋の電気や門灯を点けて留守宅に見せないこと。 等がありますが、外出時は主施錠や予備錠をしっかり掛けることが大切です。
 警察官は、犯人を検挙する為に様々な捜査手法を駆使して日夜捜査をしています。
しかし、各犯罪の広域化、巧妙化が進み警察の捜査だけでは検挙するのが難しい時代です。
 安全、安心な地域社会の実現の為に、警察と地域住民の皆さんが、しっかり手を繋いで積極的な情報提供等協力が事件解決と防犯にとても重要なことです。

第三回

『これからの人生に悔やみを残さない為に 』
平穏な生活を一瞬にして不安、戸惑いや動揺を与え、身に覚えの無い借金請求や最後通告文書、更には民事訴訟絡みでの金銭請求等、親族に絡む事件事故を装って金銭を振り込ませる詐欺事件が手を変え、品を変えて以前では考えられない様な事が市民生活の中に入り込んでおります。 その被害額も個人で何回もの請求に応じて、数百万から数千万にも及び裸同然にされている例も少なくありません。
 
一、その手口を例で示しますと
 
○配偶者、子供兄弟等親族が困窮しているが如く、交通事故を起こして相手に怪我をさせてしまった。(数人の共犯者) 相手方の弁護士と云う者が示談に済せ ば警察に事故届出はしないで済む。
 
○会社の金を使い込んで、今日返済しないと全部判って仕舞い会社を首になる。
 
○友達の借金の保証人になっていたが、その友達が払わないまま所在不明になり、払わないと、裁判沙汰にされる。 等直接、速攻的な電話による金銭の 振り込みを要求するもの。 また、
○架空会社名(尤もらしく既存類似会社名)を使ってハガキ・封書等による支払い最後通告。裁判所を利用した債権債務に絡む民事 訴訟手続きによる裁判所からの通知。
 
○各省庁名や行政機関名を使っての支払い督促等あらゆる方法を使って振り込め請求して来るのです。
 
二、被害に遭わないために
 
○電話による「おれおれ詐欺」の様に直接の方法を使う詐欺犯人達は、当事者になっている親族や他の者に確認や相談をさせない様に役割分担を決めた共犯者(弁護士、警察官、被害者の家族等)や その事件・事故に携わる関係者を登場させる等して、 即信用させて、手早かに一方的に話し、こちらからの質問や考える暇をあまり与えない状況を作って振り込ませようとしているのです。こんな請求が来た時には、相手の話に引き込まれる前に、
 
○家族との日常生活の中で慣れ親しんいる自分の夫や子供そして妻が 事件・事故に遭遇したからと云って、いきなりこんな話し方や一度に何人かの人を登場させて、高額の現金を振り込め等と乱暴な方法で電話連絡して来るかということをよく考えて対応することです。
 
○大切なことは、 「家族や警察に連絡を取って確認するので待って下さい。」 と言って、逆に相手方の住所や氏名、電話番号を聞く事です。 相手方は、これは物にならないと悟り、 直ぐに電話を切ってしまうか 全く架空の住所氏名、電話番号を知らせる等、その後連絡しても連絡が取れないのが普通です。
 
○更に、現金を振り込む前に、必ず当事者となっている家族等に電話して事実確認をすることが重要です。
 
○数十万、数百万円という示談金や債務支払いの請求をするのに、何処の誰かも判らないで、いきなり電話一本で当事者以外の家族に金銭を振り込めという常識的に有り得ない事が、そのまま通用して振り込んでしまっているのです。示談にしても、その他借金請求にして当事者が納得する請求方法でなければなりません。もし事件・事故の示談にしても、また別の支払い通知書にしても必ず双方が対面して話し合う事が普通であり、示談の場合でも、双方が金額を明示して印鑑を押捺した示談書を交わすことが常識ですから、この決まりを全く度外視して請求し、今後何回請求されてどの位の金額が請求されてくるのか判らないまま応じて振り込みをするのが、この種の詐欺事件です。自分に関係無い、他人事とは考えず、事前に家族全員で話し合って対応する心構えを持って被害防止に努めて欲しいと思います。

第二回

 最近連続して痛ましい子供被害の悲惨な殺人事件が発生しています。どうして何のわだかまりも持たない子供達が犠牲になって仕舞うのか、現在社会の歪とも考えております。
 経済成長に伴って、女性の働く場が広がり、殆どの家庭が共稼ぎによって子供達は「鍵っ子」の家庭が多くなり、両親が仕事から戻っても疲れが残り、子供とのコミュニケーションが十分取れないことも少なくないと思います。
 子供は、成長過程で両親との会話や動き等を体で受け止めながら成長し、社会の仕組みや年上の人や友達との話し方や接し方、事の善悪から遊びまで親から学ぶことが大きなウェイトを占めており、その影響を受けながら社会人として成長して行くものと思っております。
 しかし、毎日子育てと仕事の両立はお母さん達にとっては、大変な重労働で負担が多いのも事実です。昔は子沢山のご家庭が普通であり、お母さんもいちいち面倒を見られない代わりに、子供同士が遊びながら上の子は下の子の面倒を母親は家事をしながら見守り、何か問題や間違ったことがあると直ぐに声を掛けて注意して子育てをするのが普通でした。
 子供達は、遊びながら友達や他の大人更に親との関わり方を実践する「機会教育」によって学び成長して行くものと思うのです。現在のご家庭では、殆ど一人か二人の子供であり、持ち家のご家庭が多くなり、子供にはそれぞれ個室が与えられ、家庭全員が一緒に集まるのは食事時位で、後は自分の部屋で勉強したり、テレビゲームをしたりで、家庭全員でのコミュニケーションを取る時間が非常に少なく、むしろ、テレビやゲーム遊び等他からの情報影響が受けやすくなり、親の目から離れたところで子供達が成長しているのではないでしょうか。
 子供達には、この石山地区から立派に成長して巣立っていって貰うためにも両親や地域の皆さんで子供を見守り、育てて犯罪被害も無く安心して暮らせる街づくりに挑戦しては如何でしょうか。
 少子化時代を迎え、将来この子供たちが多くの老人を支えながら働き続けなければなりません。そんな子供たちの為に今から各人が一つでも二つでも出来ることから取り組んで戸外活動をして頂けたら幸いに思います。
 人々の動きが活発で繋がりのある地域には犯罪者は近づきません。また、テレビ、新聞、学校などでは、『不審者』という言葉が使われておりますが、不審なおじさんやおばさんとは、具体的にどんな人なのか、子供達に判断できると思いますか。大人の皆さんはどうですか。何かの悪事を働こうとする者が、一見して誰にでも疑われる服装や素振りをして歩くと思いますか。 『誰かを追いかけ、または追われている人 ・ 家の中を覗き込んでいる人 ・ 言い争いをしたり、刃物を持っている人』 等は誰が見ても不審者ですが、きちんとした服装や態度で歩行中の人を見ても、単なる通行人で不審者としての認識が残らないのが通常です。自分の悪事を悟られない様な服装や態度で子供達等に接近して安心感を与えて目的を達成する為に 『やさしく語りかける人 ・ お菓子を上げると言って誘う人 ・ お母さんに頼まれたと言って車に乗せようとする人』 等さまざまな方法を使って錯乱させますので、子供達には機会あるごとに親切丁寧に反復して教えながら、見守っていく必要があります。
最近地域では挨拶の習慣を子供達に教えていますが、知らない人でも挨拶の返答はきちんとする事を教えるべきです。 子供を狙う犯罪者は未成熟で弱い子供を対象にしていますので、逆に挨拶がきちんと出来るしっかりした印象を与える子供には出鼻が挫かれ接近し難いものです。
 挨拶後に、知らない人なのに前記のような誘いの言動がある場合は、危険な人と見て近くの家や人に助けを求めることを教えて頂きたいと思います。
 子供の安全は地域全体の活動で守られるのではないでしょうか、それが全体の防犯にも繋がると思います。

ごあいさつ

石山地区の皆さん始めまして、平成16年12月「石山地区安全推進連絡協議会」がスタートしまして、高齢者や子供を含めて地域の人々が安心して生活できる安全で明るいまちづくりの手助けをするためにはどんなことができるのか、そして地域が抱える不安や問題にはどんなことがあるのかなどを話し合って参りました。
特に、近年急増している子供を対象とした「声掛け」、「連れ去り」などの身体や生命をも脅かす犯罪、主として高齢者や主婦を対象とした「電話で脅かす」、「不安や心配をあおって弱みを植えつけて」騙す詐欺事件、更に空き巣被害、自動車や自転車を狙った屋外盗など、犯罪の巧妙・広域化に加え大人顔負けの殺伐とした少年犯罪が急増しております。
 私たちの取り囲む地域社会からこのような犯罪や不安を少なくして次世代を担う子供たちが安心して理性豊かな生活を送れるようにする為にも自覚意識を持って、近隣地域の人達との交流を深め、気心が通じ合えて話し合える友達を作ったり、戸外活動を通じて付近を通学または遊ぶ子供たちを見守り、「危ないこと、悪いことは注意したり」、「良いことは褒めたり」して子供たちとの交流も深めることで、健全育成と犯罪や非行の防止にも繋がり、心豊かな生活環境を将来に亘って引き継げるものと信じております。
 少し硬い話をしてしまいましたが、この度安全推進協議会が中心となって安全・安心ホームページを開設しました。このホームページを通じて地域の方々が犯罪被害に遭わない為の注意喚起として「安全だより」の欄を儲け生活環境を脅かす日頃発生する各種犯罪事象に対する情報を次回から継続的に提供することになりました。
 私は、約30年間に亘り刑事犯罪や交通事故犯罪を経験してきました警察OBですが、私が学んだ事、経験した事等で何か一つでも皆様の参考やお役に立てれば有り難いと思っています。また、お話の中で私自身の考えや意見を述べさせていただくこともありますが、その内容によっては皆様に不快な念を感じさせることもあるかも知れませんが、そんなときは愚かな発言と思ってご容赦頂ければ幸いに思います。
 最後に皆様のご多幸と安全安心のまちづくりに末長いご理解とご協力をお願い致します。

皆様からのご意見・ご質問は

石山まちづくりセンター(TEL:011-591-8734 / FAX:011-591-2057)まで